(参考)石黒氏の歴史の研究 新

 この展示室では、『石黒氏の歴史の研究』の内容を紹介するのではなく、この本から私が学んだ「研究の姿勢」と、現代のデジタル資料・AIを活用した調査方法について紹介します。

「石黒氏の歴史の研究」は、著者の石黒秀雄氏が一次史料を丹念に読み解き、自身の家系である「石黒氏の歴史」を体系的に整理した研究書です。
 石黒秀雄氏は、1906年生まれの農学博士・医学博士・山口大学教授。米国DUKE大学に招聘され、共同研究で多大な成果を残しました。子どもの頃に系譜から興味を持った自家の歴史を定年退官後に研究し、「石黒氏の歴史の研究」を上梓されました。


 かつて「石黒氏の研究」は、入手困難な希少本でした。私は東京出張の折に神田の歴史専門古書店で探し、さらに入荷時の連絡を依頼していましたが、約20年間入手できない状態が続いていました。
 ところが、下記の通り国立国会図書館デジタルコレクションに収蔵されていることがわかり、「請求記号 GB43-E228」を入力することによって、即座に閲覧が可能になりました。
 
 この本から私が学んだことは計り知れませんが、内容にふれて「石黒八右衛門家史料館」の展示室「越中木舟城時代」「尾張藩時代」と重複することを避け、この本に巡り合うまでの私の事例をご紹介します。
 

 私は、まずAIを利用して関連書籍を探しました。
ChatGPTへの質問
 「越前 石黒のことがわかる書籍は…?」
2.ChatGPT:
 「まず、石黒氏の歴史に関する書籍:『石黒氏の歴史の研究』(石黒秀雄著、1993年) が国立国会図書館に蔵書として登録されており、請求記号が GB43-E228 とされています。その他、・・・・
 国会図書館にログインし、請求記号を検索するだけで、入手困難と思っていたこの本を閲覧しデジタルデータとして保存することが可能となりました。
 ・デジタル化の状況
 国立国会図書館は、古文書や著作権切れの出版物を次々にデジタル化し公開しています。その技術と成果は国際的にも高水準といわれています。
 ただし、どの資料がいつデジタル化されるかは公開されていません。書籍を探すキーワードを探す際にAIを活用した上で、国会図書館オンラインを活用する方法をお勧めします。。
 この方法で「石黒氏の歴史の研究」に出会い、系譜でつながる一族にこのような顕学の方がいたことに感謝しします。

 他の分野で実績を残した研究者が、歴史を研究する際に一次史料を丹念に読み解き、科学的な正確さを前提としながら事象を体系的に整理するという姿勢に学びたいと思います。